2006年 04月 09日
まずは、35mmレンズでは、フレームに入りきらないこの姿をご覧ください。 哲学の道を後にして、醍醐寺へ向かう。 ここは、秀吉の醍醐の花見の舞台であり、 アタシが尊敬してやまない、弘法大師空海上人の孫弟子、聖宝上人を開祖とする、 真言宗の名刹である。 余談であるが、アタシは神社には靖国もふくめ、全てに手を合わせるが、 仏教寺院で拝むのは、曹洞宗(実家の檀家宗なのだ)と真言宗だけである。 地下鉄醍醐駅を降りて、徒歩で向かう。 東山と違って、このあたりはマンションが立ち並ぶ新興住宅街だ。 というか、きっと少し前までは、人のすまない田舎だったのが、交通事情がよくなって、一気に宅地開発が進んだのだろう。 醍醐寺は、流石に、桜の木一本一本が違います。 メインは、枝垂桜。 若い枝垂桜は、密度が足らなくて、染井吉野に較べると見劣りしますが、コレくらいの巨木になると話は別。 妖しくも艶やかな表情に魅了されます。 でも、ちょっと考えさせられるのは、このように手入れされた場所に、名木が植わっているのは、堂内でも、別料金が必要な3ヶ所だけだということ。 なにやら、そろばん勘定が見え隠れします。 別料金を払わない限りは、このような状態で、 立ち止まることも憚られます。 土手に上っているのを見つかると、若い坊主に怒鳴られます。 車椅子の参拝客・花見客も沢山いるっていうのに、こんな参道です。 アスファルト舗装は無粋ですが、石畳くらいはしてもよいのでは、と。 有料エリアとのギャップが激しいだけに、考えさせられました。 真言寺だけに余計に残念です。 とはいえ、桜の素晴らしさは比類ないので、関西にいれば、多分来年も訪れるのは 間違いないですね。
by nozopoo
| 2006-04-09 18:27
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